女優から転向し1000億円企業The Honest Companyを作ったジェシカ・アルバ(Jessica Alba)とシリアルアントレプレナー ブライアン・リー(Brian Lee)による起業家へのアドバイス!


photo courtesy of TechCrunch

Jessica AlbaとBrian Leeの The Honest Company ( https://www.honest.com/ )が(ほぼ)ビリオンスタートアップクラブ(企業価値1000億円の会社)の仲間入りということで。おめでとうございます。母親になっても経営者になってもキレイだなー。彼女がやっていることはホンモノで、じゃないとさすがに1000億円の企業というのは作れないと思っていて。

The Honest Companyは中毒性のないエコな赤ちゃんと家族向け製品を生産しています。Brian Leeは投資家でありシリアルアントレプレナーでもあって、数多くの成功している会社を立ち上げています。オンライン法務サービスのLegalZoom、EコマースのShoeDazzle、そしてThe Honest Company、T-ology、そしてジェニファー・ロペスとの新会社も立上げ中だそうです。

2012年のTechCrunchのイベントでThe Honest Companyの2人がインタビューされています。彼女がThe Honest Companyを作ろうと思ったのは何故だったのか、女優からどうやって会社をスタートしここまで大きく出来たのか、キーマンとなるシリアルアントレプレナーのBrian Leeとの出会い、何故彼が参加したか、2人から起業家へのアドバイス、など盛りだくさんのパネルディスカッション・インタビューで勉強になったので翻訳しました。それではどうぞ!

============以下、翻訳============

(動画が流れ始める)

Jessica:Jessica Albaです。素晴らしい二人の子どもの母親をやってます。

Christopher:Christopher Gaviganです。私は全ての成人になってからのキャリアを、両親にとって自分の子どもの健康な環境を作る手助けをすることにフォーカスしてやってきました。

Jessica:私の人生のプライオリティーは完全に子どもにシフトして、大きな責任を持ったように感じて、最も安全で愛があって健康な環境を家族に作るようにしています。

Christopher:子ども第一というのは、昔から変わらない利己的行動であり、親になると、この「私はこの小さい新しい生命のためなら何でもやる!」と言う新しい機会を得る事ができます。

Jessica:すごくいいことであると同時にものすごく大変で完全に打ちのめされちゃった。私は絶対に準備が足りなかった。

Christopher:今日の親というものは新しい現実的な問題に直面しています。自閉症、アレルギー、小児ガンなど。親側はまだどうやって子どもをこういった慢性している病気から守るのかとういうことを本当の意味で理解出来ていません。

Jessica:外には情報が多すぎて。何が何であるかも、何が正しい選択なのかも分からなかった。

Christopher:お店の棚に置いてあるものなら安全という前提があるんですが、それが必ずしも正しくないのです。日用品に紛れ込んでいる中毒性のある化学物質がたくさんあって、それがそういった病気を引き起こしているのです。でも、良いニュースがあります。私たちは家族にとってより良く安全な選択を出来るということにコミットしています。

Jessica:私たちはThe Honest Companyを作りました。何故なら、私たちが作らなければならなかったから。私たちが、親が家族のために安全な製品を買いやすくする必要があったのです。

Christopher:そして、The Honest Companyは最も安全で中毒性がなく健康な家族や赤ちゃん向け製品を作ることを約束しました。

Jessica:グローサリーストアに行って買う必要はなくて、玄関まで届けてくれる。そうして欲しくて。

Jessica:結局、私たちの夢は、ファミリーブランドというものの再定義だと思うの。

Christopher:皆で一緒にやれば、もっと良く出来ると思ってるから。

Jessica:だから、あなたにも参加してほしいと思ってます。

(動画おわり)

インタビュアー:— それではThe Honest Companyの創業者たち、シリアルアントレプレナーのBrian Leeと女優のJessica Albaを拍手でお迎え下さい。

(拍手)

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— BrianとJessica、今日は来てくれてありがとう。会えてとても興奮しています。さてJessica、まずあなたに質問したいのだけど何故この領域に集中して取り組もうと思ったのですか?

Jessica:この領域は本当に興味があって、なぜなら親として、こんな会社が存在して欲しかったからなんです。1人目の娘が出来たときに赤ちゃんにとって安全な下着とか洗濯洗剤でアレルギー反応が出て。製品や、母親や赤ちゃんにマーケティングされている理由や、何がエコなのか、エコってそもそも何なのか、グリーン、グリーン洗濯、などについて調べてみました。そうしたら中毒性のある化学物質が洗濯洗剤から赤ちゃんの眠っているマットレスまで全てのものにたくさん含まれていて、自閉症や子どもの一番高い死亡理由である小児ガンになる確率が高まってしまう、そしてそれは88%が環境要因で引き起こされることが分かったの。

私のアレルギーのように全てのものは避けたかったのだけれど、私のニーズに合う透明性が極めて高い製品の会社を探すことは非常に困難だった。パートナーの1人のChristopher Gaviganが本を書いていて、環境と健康についてのNPOを運営していて多くの製品の調査をしていました。私は彼に「あなたは多くの情報は提供していたけど、私たちは答えを提供するべきなのではないかしら?一緒に親が信頼出来るものを作る会社を作りましょう」と言いました。そこから私たちは8ヶ月色々な計算をして、Brianのところに行きました、「彼がこのプロジェクトにハマってくれますように」と神に祈りながら。彼は他に動いている会社を2つ持っていたので難しいショットだと思いました。でも私とブライアンには同い歳の子どもがいたので参加を決めてくれました。

— Brianはなぜ他の会社を運営している中でJessicaとChristopherのプロジェクトに参加しようと思ったの?

Brian:JessicaとChristopherが持っているこの会社へのパッションと、自分が持っている製品への中毒性のある物質などへの教養が高いことに衝撃を受けたからです。慢性非病は、人間が環境に影響を与えて来て、それがこういった病気を引き起こしていて、これに参加したい、こういった問題を解決したいと思ったのです。

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— P&Gなどの競合からどうやって母親たちを奪い取る?

Brian:これは良い質問で、大手は同じ客層にリーチしようとしている。でも私たちはミッション・ドリブンな会社なので私たちは成功をお金的な結果では量らずに、どれだけ多くの低年齢の子どもを持つ家族に影響を与えたか、どれだけ助けられたかを基本として量ります。ミッション・ドリブンな会社というのはトップダウンでなくグラウンドアップでコミュニティーを作らなければ行けません。私たちがThe Honest Companyで築こうとしているのは「The Honest Companyに来て参加して欲しい」「私たちの製品を知って、使って欲しい」、というものです。母親たちも実際に参加しています。マミーブロガー、マミーグループ、マミークラス、というものがあってそこからとても速いスピードでたくさんの感想が世の中に出ます。カスタマーエクスペリエンスにもっとも注力していて、ベストな製品を市場において持っている。なので私たちはミッションを共有するすごく大きいコミュニティーを作れると思っている。

— Jessicaにとって最初のスタートアップ、最初のテックカンパニーなわけだけど、何が大変だった?

Jessica:(思い出して)スゴく大変だった。みんないかに大変かは知っていると思うけど、本当に大変だった。昼夜問わず働かなきゃいけないし、休みは無い。普通の生活をしていたらあり得ない。でも自分の夢を実現して素晴らしい経験を得て素晴らしい会社を作る事ができて素晴らしい人たちに会えて、いろいろ学びました。

— BrianにとってThe Honest Companyは今までの経験やテクノロジーとは違うと思うけど、Brianは何を学んだの?

Brian:たくさんの事を学んだよ。まだサイトがライブになってから7〜8ヶ月だけど、たくさんのメールをもらって、自分はスゴく祝福されていると感じた。JessicaとChristopher、そしてショーン・ケインなどの素晴らしいパートナーを得て、どんなビジネスをスタートしたしても、スピードを上げなければいけない。ファミリープロダクトは売った事が無かったけど、ラーニングカーブを上げてなければいけなかった。全てのビジネスは緊急の課題がたくさんある。The Honest Companyはテクノロジーカンパニーであって、なぜなら製品の配送は完全にテクノロジーに頼っているから。でも、自分が関わった他のどの会社よりもミッション・ベースの会社だ。そのDNAがカスタマーサービス、倉庫の人、創業者まで全ての血に入っていて、我々は何を成し遂げなければならないのか、何故成し遂げなければならないのかを知っている。だから、ジョブインタビューでもこの問題についてどう考えるか、僕たちがやろうとしていることの何を信じるかを聞く。我々は全員がチームとして何を作ろうとしているか、どうやってそこに到達するかを理解している必要があるから。

— The Honest Companyでは小売店に商品を卸さないのか?ブランディングの問題?

Jessica:特にハード製品のグッズについては両親は触ったり感じる体験が重要で、それがコアであり、ミッションベースの会社なので。妊娠中の母親たちと1対1で話して道具の情報を手に入れる手助けをして、彼女たちが家に帰って申し込みをします。それがたぶん私たちがオフラインで出来ることの1つだと思っています。そして、ポップアップ・コンセプトスペースを小売店で持つと言うアイデアをとても気に入っていて、昨夜もサンフランシスコのポップアップ・コンセプト・レストランに行ったの。すごく良かった!世の中にはたくさんのなされるべきイノベーションがたくさんあって、大企業が古い方法でやってるビジネスは私たちはうんざりで、それは今みなさんがここにいる理由だと思うんだけど。全ての業界が崩壊するべきで、テクノロジーはそれを本当に実現することを許されていると思います。これまでのいつの時代よりも速く。そして、この波はオフラインにもすぐにやってくると思います。

— Jessicaは仕事と女優と、どうやって日常を過ごしているの?

Jessica:長いです。すごくすごく長いです。子どもと一緒に起きて、子どもの服を着せて、朝食を一緒にとって、オフィスに行って、ミーティングをいくつかして、ランチ、午後の仕事をして、5時〜7時に家に帰って、子どもに再開します。女優の仕事は月に2日だけの時もあるし、1週間のときもあるし、1ヶ月の時もある。親としての時間よりは女優の時間は少ないですね。今は映画のために銃のトレーニングとか、格闘のトレーニングとか。本当はオフィスに皆を呼んでトレーニングしたいです!何故ならオフィスにいたいし、私も必要とされているし、本当に仕事がしたいし。両立をどうするかは考えています。あと、キッズルームをオフィスに作って皆の子どもがオフィスに来れるようにしてます。仕事が遅くなってしまうことがあるから。

— Brian、起業家にアドバイスするなら何をアドバイスする?

Brian:自分がやっていることを信じなさい。何故なら多くの人はそうしないから。何度も挫折を体験する(doors shut on your face)だろう。多くの人があなたに「いいえ、あなたはそれは出来ない。それはもう既にやられている。」と言うだろう。でも、自分がやっていることを信じれば、それは絶対に可能になる。だからそれに向かっていってほしい、あなたが実現したいものが何であっても、ただやればいいだけだ。

Jessica:みんなは知らないかもしれないけど、私がBrianにたどり着いてパートナーになってもらうまでには3年半もかかったんです。挫折をたくさん味わった。たくさんの人が「ははっ、キミは女優だろ?赤ちゃん向けの製品を作る?NO WAY!」って言いました。でも私は「でも、私がやらないと。」って言い続けました。でも、Brianは1回目から1年半後の2回目のミーティングで「ああ、あの娘は決心したんだ」って分かってくれたみたい。

— Jessicaは何でBrianにアプローチしようとしたの?

Jessica:私の夫が紹介してくれたんだけど、そもそも彼が作ったプロダクトがすごく好きだったし、クリエイティブでオープンマインドだけどロジカルで、実用的な考え方だし、シンプルな方法で既存の複雑なものをブレークダウンしていていました。ほとんどの人は理解できない、EC、インターネット、マーケティング、顧客にリーチする方法、などすべて簡単にブレークダウンしてくれたんです。素晴らしかった。ビジネススクールに毎日行っていたような気持ちだった。

インタビュアー:ありがとうございました。

============以上、翻訳============

まとめ

「やりたい事」はしっかりjessicaが発信して、Brianというシリアルアントレプレナーを右腕になることでどんどん実現していっているということがよくわかるインタビューでしたね。最後の方の「自分がやっていることを信じなさい。あなたが実現したいものが何であっても、ただやればいいだけだ。」というアドバイスは、よく言われる「成功するためのコツは、諦めない事だ」という話にも通じるかもしれません。ビリオン・スタートアップになれるかどうかは自分を信じられるかどうか次第、ですね。



THE HONEST LIFE(オネスト・ライフ)