スタートアップに積極的に投資をしている事業会社(CVC)まとめ:金融系、独立系だけがVCだけじゃない、実は事業会社こそが日本のベンチャーエコシステムのお金の出し手だ!


スタートアップというと、「あのベンチャーキャピタル(VC)から投資を受けました!」とか「今資金調達中でVC回ってます」とかよく聞くんですが、「出資」を受けるには「ベンチャーキャピタル」以外にも「エンジェル投資家」や「事業会社(CVC)」も存在しますよね。今日は、「事業会社(CVC)」についてまとめてみたいと思います。
※調べてたらキリがなさそうなので一旦アップします。随時更新していきます。

事業会社って何?

ベンチャー投資の文脈では、VCを含む金融系の会社を除いた「会社」全体を指しているようですね。ドコモ、KDDI、LINE、GREE、DeNA、電通、リクルート・・・などなど、誰もが名前を聞いたことがある会社が並びます。

事業会社が投資する、とはどういうことか

ベンチャーキャピタルは他社や投資家からお金を集めてきて、プールしたお金をスタートアップに投資する組織になりますが、事業会社が投資を行う場合は自社の資金を使って直接投資活動を行うことも多いです。ファンドを組成し、自社のお金以外に外部投資家からも出資を募る場合もあります。
投資だけを行う子会社を作ることが多く、その子会社がコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)と呼ばれます。

事業会社が投資子会社を作る意味って?

事業会社本体からの投資の場合、多くの企業では金額の多寡に関わらず取締役会での合意が必要になると思います。しかし、取締役会は毎週のように開催するものではありません。定例では多くても月1くらいのものではないでしょうか。臨時で開催してもいいのですが、大きな会社では社外取締役の方もいたり、会社に常時いない取締役もいるので臨時取締役会を開催するのはスケジュール調整が大変です。「数百万、数千万円の投資で取締役会を通すなよ」という方もいらっしゃるかもしれません。
クリティカルなのは「次の取締役会」まで投資判断が遅くなってしまうと、1ヶ月でものすごい成長をするスタートアップへの投資機会を逃すばかりかスタートアップ的にも1~数か月も投資判断を待つのは酷(というか普通にキャッシュアウトしてる可能性もあります)です。

なので、大企業が投資をスピードアップするには投資子会社を作って、「この枠内なら子会社の権限で投資してOKだよ」というルール作りをするんですね。これにより投資をスピーディーに行うことができます。

実は、ベンチャーキャピタルのファンドへのお金の出し手のも事業会社がほとんど。

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実は日本のベンチャーキャピタルのファンドへの出資をするのは事業会社がほとんど。これは、アメリカのベンチャーキャピタルは401kなどのファンドからファンドへの投資(Fund To Fund)が基本であることと比較すると少し違う様相のようです。

VC協会としては資金量を増やしたいものの、日本の場合、まだ機関投資家の資金がほとんど国内のVCに来ていないという現実があると言う。アメリカでは年金基金が運用資産の5〜10%をVCなどのプライベート・エクイティーと呼ばれるリスクマネーに割り当てている一方、日本ではこの部分が発展途上であり、ことVCに至ってはほぼゼロというのが現状だ。
日本のスタートアップ投資はバブル? JVCA会長に就任した仮屋薗氏に聞く

 

事業会社がスタートアップに投資するメリット・デメリット

メリット1:投資したスタートアップがIPOする、またはM&Aされることにより発生するキャピタルゲイン

本来なら事業会社はキャッシュが余っている場合には自社の事業に再投資していくべきなのですが、「既存事業ではもうこれ以上コストをかけても費用対効果が悪い」+「投資に値する社内新規事業案に投資し尽くした」場合にはキャッシュを遊ばせることになるので、債権、株式/ファンドを含む金融商品に投資して利益を出そうとします。その一部としてVCファンドに投資することがあります。
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VCファンドに出資するのと違うのは、事業会社は自社のお金を使って投資するのでキャピタルゲインは100%自社の利益に転換する部分です。(VCは他社のお金を使って投資するので、キャピタルゲインの大半はファンドへの投資家に返済し、キャピタルゲインの一部(20%程度が目安)を成果報酬としてもらう、手数料は別途(トータルではファンド総額の30%程度が目安)。
VCのビジネスモデルについて詳細は過去記事を参照)
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事業会社があなたのスタートアップに直接投資する場合、間にベンチャーキャピタルが挟まれない分、あなたのスタートアップが確実に上場できると仮定する場合は投資収益率は高くなります。
じゃあ、VCに投資せずに自社で直接投資した方がいいですね!しかしここには落とし穴があって、イケてるスタートアップを探すのは大変(募集・選定コストがかかる)ということ。また、VCよりも門をくぐるスタートアップが少ないためにフィルタが甘くなってしまう可能性がある(つまり、イケてないスタートアップに投資してしまう)ということです。
この辺りは、人材紹介の業界に少し似ていますね。人材紹介会社へのフィーを考えると自分の会社でダイレクトリクルーティングを行った方が安くつきますが、それを実行するリソースも無いのでアウトソースするイメージです。

メリット2:社内リソースが新規事業/新規領域に割けないので外部の会社に投資することでリソース不足をカバーする

キャッシュが余っていても新規事業にリソースが割けない一番多いケースは、「既存事業にエース級人材を張り付ける必要があり、新規事業にエース級人材が回せない」というケースですよね。そんな時、スタートアップへの投資をすることでリソース不足を解消することが出来ます。このケースは事業会社とスタートアップの思惑が一致すれば出資は得られやすいと思いますが、注意が必要なのは事業会社の新規事業(100%出資で100%コントロールできる)とスタートアップへの投資(基本的には1回の投資で5%〜20%のマイナーシェア獲得、コントロールできない)とのギャップがあるので、どうしてもディールとしてはその中間くらいの落とし所に持って行くことになってしまいそう。スタートアップ側の交渉力と、事業会社側のスタートアップエコシステムへの理解度によって投資決定率が変わってくるかなと。この辺りは過去の投資実績(投資したフェーズと金額と割合)などをお伺いすることで判断できるかなと。
※オプトさんなんかは 原則51%以上、と明言してたりしますね。(1年前の話なんで今は方針変わってるかもしれませんが。以下参照。)

インターネット広告大手のオプトは今後3年以内に150億円をベンチャー各社へ出資する。クラウドやネット広告に関する技術を持つ企業が対象。1社当たり数千万円から3億円程度で、原則として51%以上を出資する。出資後には人材も送って経営支援し、数年後の株式上場を目指す。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO75170310S4A800C1TJC000/

また、事業会社本体としての投資と事業会社内で独立したVC機能として投資を行っている場合はまたロジックが異なるので、詳しくは担当者の方にお伺いして見てください。

メリット3:社内からは出てこない/社内ではできない新規事業案への投資(R&D)

社内で新規事業を考えたいがなかなか社内から良いアイデアが出てこない場合に、社外のスタートアップに投資することでR&Dを外出しするイメージで投資することも考えられます。また、既存事業での競合企業も顧客にしていく必要があるような事業というのは社内事業ではスケールできないので「社内だとやりにくいけど、社外の会社に投資する形なら参入できるな」という考え方も出来るかと思います。

メリット4:既存事業とのシナジー

事業提携がベースの投資ではスタートアップに投資し強めの事業提携をすることで既存事業の成長を見込む投資もあります。例えばプラットフォーマーがアプリケーションの提供企業と事業提携する場合なんかはまさにこちらの目的に当たります。

メリット5:買収も視野にとりあえず出資して様子を見つつ、あとで買収(または競合に投資されるのを防いでおきたい)

競合に先にその分野のスタートアップに投資されるのは防ぎたい場合には「次の出資を受ける際に競合から受けるくらいならウチから投資させてよ」という投資契約で縛ることでこの目的は達成することが出来ます。

関連メリット:採用

事業に対して、というより優秀な新規事業責任者を担える人材を雇いたいという理由で若くて優秀な人材がいるスタートアップに投資したい(買収したい)、というニーズ。買収の方がしっくり来ますが出資しておけば失敗した時にも誰よりも早く「ウチで新規事業担当やってよ」とコンタクトを取れるということも考えられるかも。VCとかでもたまにありますよね、投資先のCEOが会社たたんだ時に「ウチで働かない?」みたいな話。事業会社の場合はより可能性あるかも。

デメリット:イケてるスタートアップを探すこと、投資することに実際の投資の他にもコストがかかる

事業会社がVCファンドへの投資をしている理由の1つはこの辺にあるんだと思います。”イケてる”、つまり投資対象として確度が高そう&大きくなりそうなスタートアップを探すのはかなり時間がかかりますし、そのための自社のリソース(ヒト・モノ・カネ)を継続して使っていくことは大変です。

スタートアップが金融系/独立系VCからではなく事業会社から出資を受けるメリット・デメリット

メリット:お金だけではない価値(ユーザー獲得、クライアント紹介、マネタイズなどなど)を提供してもらえる可能性がある

これが一番のメリットですね。事業会社の場合は出資するだけでなく、自社のリソース(ヒト・モノ)があるので、それを活用したプラスアルファのサポートができる可能性があるということです。例えばドコモやKDDIのような携帯事業者だったり、TVなどのメディアを持っている事業会社なら、自分たちのチャネルの一部を解放して投資先のスタートアップのサービスにトラフィックを流すことが可能です。当然のことながらそれが他のサービスへの誘導と比べて良い選択肢であると社内に説明できる必要はあると思いますので、シード段階だと難しいことも多いですが、出資しているというだけで社内稟議を通しやすい、もしくは自社誘導枠を利用することも可能になるといった考え方もできます。技術的なサポート、特に特許の無償利用だったり、独自APIの提供などを行ってもらえる可能性もありますし、営業網を活用した連携が期待できる場合もあります。どの程度のサポートが得られるかはスタートアップの現時点での能力やポテンシャルも関係しますし、事業会社の方針や担当者のパワーによってできる・できないがかなり大幅に振れます。営業と同じですがその会社の代表者もしくは役員で実力のある方にプッシュしてもらえるようにしたいですね。

デメリット:社内稟議が長い可能性がある

これはVCの場合でも同じですが、事業会社の場合は会社によっては(特に積極的に投資している会社ではなく年に1〜2件しかスタートアップ投資していないような会社は特に)注意しないといけないかもしれません。社内稟議が長いと、担当者としても決裁者としても「ぜひ投資しましょう」となってあとは社内の事務作業だけ、という状態だったとしても時間がかかる可能性があります。出資が決まってから振込みが実行されるまでが長いとそれだけキャッシュアウトのリスクが上がります。投資判断がどれくらいで行われるか、入金までどれくらい期間がかかるかを予め聞いておきましょう。

[本題]スタートアップに積極的に投資をしている事業会社まとめ

お待たせしました!それではスタートアップに積極的に投資する会社一覧を見ていきましょう。(※基本的には外部メディアやIRの情報を元にしているため、方針などに変更がある可能性があります。また、「アーリー」や「レイター」といった情報はあくまで投資案件を見て個人的な目安としてつけており、該当事業会社そのフェーズ以外の投資をしないという意味ではありません。ご了承ください。)

ネット系

ネットベンチャーが多いので、領域的に近いところに出資できるとあってネット系メガベンチャーは基本的に投資しまくりです。

ユナイテッド(アーリー 〜 ミドル)

Cocoppaなどアプリ事業に加えCVC「ベンチャーユナイテッド」としての投資も活発なユナイテッド。元々、1998年にネットエイジとしてスタートし上場後に「ngi group」に社名変更、博報堂DY傘下のDACにTOBを受けモーションビートに社名変更、そして株式会社スパイアと合併して2012年現在の社名のユナイテッドになっています。ネットエイジ時代から1999年頃から出資を行い、ミクシィに創業出資するなど、IT系で投資をしていた企業としてはかなりの老舗。このインタビュー記事が詳しいです。
現在のベンチャーユナイテッドといえば丸山さん、丸山さんといえばスタートアップブログ「No Guts, No Growth.」が有名ですよね。

  • 2015/11/04 「Boxil」運営のスマートキャンプに出資
  • 2015/09/03 釣りアプリ/ウェブサービスのウミーべに出資
  • 2015/07/30 ワンダープラネットに追加出資

http://ventureunited.jp/
 

アドウェイズ(シード〜アーリー)

アドウェイズのCVC「アドウェイズ・ベンチャーズ」。Webサービス分野のベンチャー企業に対する投資と事業支援を行っています。特に広告・集客周りが強いので投資だけでなくファクタリングや広告枠の買取だったりとかもしているようです。

  • 2015/09/30 ブロックチェーンを利用した非中央集権型クラウドコンピューティングシステム「orb」を運営する株式会社Orbへ出資
  • 2015/06/25 ショッピングモールアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営するグランドデザインに出資
  • 2015/06/25 人工知能がセンスを学習するアプリ「SENSY(センシー)」を運営するカラフル・ボード株式会社に追加出資
  • 2015/05/29 広告詐欺対策製品を開発するMomentumに出資
  • 2015/05/08 ライフログアプリのレイ・フロンティアに出資
  • 2015/03/31 スマートフォン向けアプリ『古の女神と宝石の射手』を運営するコパンに出資(1億円)

https://adways-ventures.net/

VOYAGE GROUP(シード〜アーリー?)

VOYAGE BOATというスタートアップオフィスを提供しており、インキュベーター的な機能も持ち合わせています。以前VOYAGEの青柳さんにさせていただいたインタビューはこちら

  • 2015/11/24 知識・スキルのオンラインマーケットを運営する株式会社ココナラに出資
  • 2015/10/05 クラウド家事代行サービス「CaSy」を運営する株式会社CaSyに出資
  • 2015/05/29 広告詐欺対策製品を開発するMomentumに出資

http://voyage-ventures.com/

サイバーエージェント(シード〜アーリー〜?)

サイバーエージェント本体の「投資事業本部(通称藤田ファンド、億円単位はここ)」、サイバーエージェント・ベンチャーズ(アーリー、多分数千万〜1億くらい)、SEED GENERATOR FUND(シード、数百万〜1000万くらい)の3つあるのでフェーズに合った注意。

  • 2015/05/11 テレビで見た芸能人のファッションアイテムを検索できる「imanee(アイマニ)」に出資
  • 2015/05/18 社内向けコミュニケーションツール開発の(株)Oneteamに出資

(シード) SEED GENERATOR FUND http://www.seed-generator.com/
(アーリー)サイバーエージェント・ベンチャーズ http://www.cyberagentventures.com/

オプト(シード〜アーリー)

自社単体で投資をしてきたオプトはファンド「オプトベンチャーズ1号投資事業有限責任組合」を立ち上げ、40億円までは募集をすでに完了してMAXで約60億円まで募集を継続するとのこと。冒頭にも引用しましたが、今後3年以内に150億円をベンチャー各社へ出資予定、1社当たり数千万円から3億円程度で原則として51%以上を出資。

  • 2015/10/29子供向けオンライン英会話サービス「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」を運営する「株式会社ハグカム」へ出資
  • 2015/09/03 経理業務のクラウドソーシングサービス「メリービズ」に出資
  • 2015/03/11 クラウドソーシングのランサーズに出資
  • 2015/03/11 B向けクラシファイドメディア・マーケットプレイスIndoTrading.com に出資(インドネシア、CEO: HANDY CHANG)
  • 2015/03/05 株式会社ジモティーへの追加出資、株式の持分比率は45.2%に。
  • 2015/02/27 App Apeを提供するFULLERに出資

http://www.opt-ventures.co.jp/

セプテーニ(シード〜アーリー)

  • 2015/12/16 日本最大級の動画メディアエージェント3Minuteへ出資

     

    アイスタイル(シード〜レイター〜買収)

    @cosmeを運営するアイスタイルも投資を積極的にするようになりそうです。10月5日にCVCを「iSG インベストメントワークス」と商号変更し、シードからレイターまで幅広いステージのスタートアップに対して、数百万円から数千万円程度の投資を行う予定とのこと。(参考: http://jp.techcrunch.com/2015/10/05/igs-investment/ )
    過去の投資では、2012年に出資したアライドアーキテクツは今年上場してますね。

    • 2015/09/14 美容業界に特化したPR会社であるメディア・グローブの株式を取得し、子会社
    • 2015/07/13 飲食店予約台帳アプリのトレタに出資
    • 2015/06/25 ショッピングモールアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営するグランドデザインに出資
    • 2015/04/10 C Channelに出資(東京都 代表取締役:森川亮)
    • 2014/09/08 ネイルチップのECサービスを提供する株式会社ミチ(東京、代表取締役:中崎 瞬)

    クックパッド(レイター、買収)

    サイタの買収など懐かしいですね。

    • 2015/04/07 電子書籍配信を手掛けるイーブックイニシアティブジャパンに出資(5億)
    • 2015/04/22 結婚式場口コミサイト運営の㈱みんなのウェディングTOB

    グリー(アーリー〜レイター、買収)

    グリー本体での出資の他に、CVC「GREE Ventures(グリーベンチャーズ)」にて投資を行っています。比較的若い段階のスタートアップにも投資。

    • 2015/11/04 「Boxil」運営のスマートキャンプに出資
    • 2015/10/26 リスク管理アルゴリズムに基づく資産運用アドバイスを提供するウェルスナビに出資
    • 2015/05/21 日常家事などに特化したクラウドソーシングサービスのANYTIMES(エニタイムズ)に出資(なんと、DeNAも共同で出資で総額2.3億円。)
    • 2015/05/18 動画制作特化型クラウドソーシングサービスのViibarに追加出資
    • 2015/03/31 SmartNewsに出資
    • 2015/03/30 スマートフォン向け動画広告 「FIVE VIDEO NETWORK 」を運営するFIVEに投資
    • 2015/03/11 クラウドソーシングのランサーズに出資
    • 2015/02/17 印刷会社の非稼働時間を活用し低価格な印刷物を提供するラクスルに投資
    • 2015/02/27 日本最大のネイル写真共有サービス「ネイルブック」を提供するスピカに投資
    • 2014/08/07 チケット二次流通のチケットストリートに対してeBayと共に3億円の出資

    http://www.greeventures.com/

    Yahoo(ミドル〜レイター、買収)

    ヤフーのCVC「YJ Capital」。取締役の小澤さんがスタートアップな人たちには有名ですよね。YJ Capital のWEBサイトもスタッフのキャラクター全面押しで、さすがWEB系のCVCはこうでないと、というお手本のようなWEBサイトをお持ちです。

    • 2015/09/09 「Akerun Smart Lock」を提供する株式会社フォトシンスに出資
    • 2015/09/01 プログラミング不要のモバイルアプリ構築ツール「Yappli」を提供するファストメディア株式会社に出資
    • 2015/08/18 米国でネイティブ動画広告配信プラットフォーム事業を展開するViroolに出資
    • 2015/06/24 韓国でグルメレコメンデーションサービスを提供するMangoPlateに出資
    • 2015/05/28 位置情報及びコンテキストに基づいたマーケティング支援を行うUbimoに出資
    • 2015/05/22 アクセス解析「User Insight」、ソーシャルメディア解析「Social Insight」を提供する株式会社ユーザーローカルに出資
    • 2015/05/18 動画制作特化型クラウドソーシングサービスのViibarに出資
    • 2015/04/22 遊びと体験の予約サイト「asoview!」を運営するアソビュー株式会社に出資
    • 2015/04/17 鮮魚流通のプラットフォームる八面六臂に出資
    • 2015/02/10 宅配ネットクリーニング「lenet」やネット宅配型トランクルーム「ヒロイエ」の開発・運営を行う、株式会社ホワイトプラスに出資

    http://yj-capital.co.jp/

    LINE

    CVC「LINE Ventures」にて日本国内のゲームコンテンツ開発会社向け投資ファンド「LINE Game Global Gateway」を運営

    • 2015/07/01 投資ファンド「LINE Game Global Gateway」においてプレイネクストジャパン株式会社が開発する新ゲームプロジェクトに出資
    • 2015/06/16 ㈱トライフォート(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小俣泰明/大竹慎太郎)に出資
    • 2015/05/12 ワンダープラネットに出資

    ガイアックス(シード〜アーリー)

    結構投資が盛んなガイアックス。シェアリングエコノミー特化のファンドも設立。

    • 2015/09/10 スマートロックロボット「Akerun」開発のフォトシンスに出資

    楽天(ミドル〜レイター、買収)

    2012年にはPinterestに出資して話題になりました。最近も海外ユニコーンクラスのスタートアップに投資をし続ける楽天。海外は進出戦略的な出資、日本に於いては買収の方が多いイメージです。最近はFinTechに特化したファンドを立ち上げるなど意欲的に投資をしています。

    • 2015/03/12 米配車サービス「Lyft」に3億ドル(11.9%)出資
    • 2015/04/10 C Channelに出資(東京都 代表取締役:森川亮)
    • 2015/04/20 会員制オンライン・キャッシュバック・サイト 返利网(Fanli.com、中国)
    • 2015/07/02 旅行先の旅行体験(アクティビティー)を個人間で取引できるウェブサイト「Voyagin(ボヤジン)」の過半数の株式を取得
    • 2015/07/13 バーチャル試着サービスを提供するFits.me社を買収(イギリス、CEO:ジェームズ・B・ガンブレル)
    • 2015/09/30 メディア企業向け広告配信プラットホーム開発のAdsNativeに850万ドルを出資

    DeNA(アーリー〜レイター、買収)

    Meryやiemoの買収など大型買収もこなすDeNAですが、アーリーステージへの投資も行っています。

    • 2015/05/21 日常家事などに特化したクラウドソーシングサービスのANYTIMES(エニタイムズ)に出資(なんと、グリーも共同で出資で総額2.3億円。)
    • 2015/05/12 ZMPとロボットタクシーの合弁会社設立を発表。資本金は7億円、(出資比率 DeNA:66.6%、ZMP:33.4%)

     

    トランスコスモス

    • 2015/06/25 ショッピングモールアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営するグランドデザインに出資

     

    リアルワールド

    • 2015/06/25 ショッピングモールアプリ「Gotcha!mall(ガッチャモール)」を運営するグランドデザインに出資

     

    ミクシィ

    アイ・マーキュリーキャピタル

    • 2015/11/18 RoomClip運営のTunnelに出資
    • 2015/03/19 チケットフリマサービスを運営する株式会社フンザの全株式を取得
    • 2015/03/31 SmartNewsに出資

    ゲーム

    KLab

    2014年は3件出資だが2015年出資は1社のみ。

    • 2015/09/09 ローカル向け広告配信サービスChalkDigitalへ出資

    http://www.klabventures.jp/

    コロプラ

    ゲーム/VR領域への出資。わかりやすいですね。コロプラネクスト学生起業ファンドを立ち上げ、精力的に学生を募集。

    • 2015/12/16 コロプラおよびコロプラネクストにて、国内外のVR関連企業を投資対象とする 世界最大級のVR専門ファンド「Colopl VR Fund」を設立
    • 2015/02/27 App Apeを提供するFULLERに出資
    • 2015/02/17 ゲーム開発のオリフラムに出資

    http://coloplnext.co.jp/

    バンダイナムコエンターテイメント

    ゲーム x IoT領域への出資。

    • 2015/09/08 アクティブ・ゲーミフィケーション・プラットフォームとIoTのMoffに出資

     

    人材系

    マイナビ

    • 2015/11/26 「スマホ学習塾アオイゼミ(以下、アオイゼミ)」を運営する葵へ出資
    • 2015/09/30 コンテンツマーケティング事業を行うウィルゲートに出資

    エンジャパン

    • 2015/03/22 オンライン学習サービスのShareWisに出資

    リンクアンドモチベーション

    意外と投資がかなり活発なリンモチ。

    • 2015/11/04 ブルーウォールへ出資
    • 2015/02/10 株式会社スクーへ出資

    広告 / 商社

    電通(アーリー〜レイター)

    電通のCVC「電通デジタル・ホールディングス」が運用する電通デジタル・ファンドは規模100億円。スウェーデンのSpotifyに出資などというところはさすがという感じ。またこれとは別にフィールドマネジメント・キャピタルと共同でCVC「電通ベンチャーズ」を2015年4月立ち上げ、こちらは8月に米国のロボットベンチャーJiboに約3.6億出資した。シード期で2500万〜1億円程度、レイターで5億円程度とのこと。

    • 2015/11/26 「スマホ学習塾アオイゼミ(以下、アオイゼミ)」を運営する葵へ出資
    • 2015/11/25 「Rinkak」を運営するカブクへ出資
    • 2015/10/26 株式会社iettyへ出資
    • 2015/10/06 Treasure Data Inc.へ出資
    • 2015/10/01 株式会社エルテスへ出資
    • 2015/09/10 株式会社MFSへ出資
    • 2015/09/01 「要約コンテンツ」を自動生成するプラットフォーム「Agolo」に出資(電通ベンチャーズ)
    • 2015/08/12 株式会社bitFlyerへ出資
    • 2015/06/24 アルクテラス株式会社へ出資
    • 2015/06/15 Spotify Technology S.A.へ出資
    • 2015/02/20 Fringe81 株式会社へ出資
    • 2015/02/10 株式会社スクーへ出資
    • 2015/02/04 賃貸情報株式会社へ出資

    リクルート(ミドル〜レイター、買収)

    リクルートは全部自社でやっていく、というイメージが強いのですが最近は外部の力も積極的に取り込んで行こうという姿勢のようです。リクルートは以前は「ライフスタイル」「ライフイベント」にフォーカスしていると聞いていましたが現在の投資ではその領域以外にも投資しているようですね。

    • 2015/10/27 日本のポップカルチャーを世界に発信する「Tokyo Otaku Mode」に出資
    • 2015/08/24 クラウド会計サービス freee(フリー)に追加出資(東京 代表取締役:佐々木大輔)
    • 2015/07/22 釣りの成果等をシェアできるアプリ『FishBrain』を提供するFishBrain AB(スウェーデン、ストックホルム CEO: Johan Attby )
    • 2015/04/22 クラウドソーシングの人力翻訳Gengo, Inc.(アメリカ、サンフランシスコ CEO: Matthew Romaine)
    • 2015/04/16 デザインマーケットプレイスを提供する99designs, Inc.(アメリカ、サンフランシスコ CEO: Patrick Llewellyn)
    • 2015/01/28 ビットコインの売買を手がけるビットフライヤー(東京 代表取締役:加納裕三)
    • 2014/09/25 クラウド会計サービス freee(フリー)(東京 代表取締役:佐々木大輔)
      リクルートは3年で7000億を投資すると言っていて、M&Aも盛んです。2015年に入ってQuandoo(ドイツ)、Hotspring(イギリス)、Treatwell(オランダ)を数十億〜数百億レベルで買収しています。

    伊藤忠商事(アーリー〜レイター)

    伊藤忠商事のCVC・伊藤忠テクノロジーベンチャーズ。国内外に積極的に投資をしています。

    • 2015/08/21 テクノロジーベンチャーズ4号投資事業有限責任組合の設立(81億円規模)
    • 2015/05/19 マーケティングプラットフォームを提供するフロムスクラッチに投資
    • 2015/02/17 投資先ラクスルに追加投資
    • 2015/02/10 投資先スクーに追加投資
    • 2015/01/26 医療機器事業を展開するViewRayに投資

    三井物産(アーリー〜レイター)

    • 2015/10/27 日本のポップカルチャーを世界に発信する「Tokyo Otaku Mode」に出資

    新聞メディア・テレビ局

    オールド・メディアと呼ばれる新聞・テレビはオールド・メディアではなくなっています。ネットサービスやアプリにもガンガン投資するのが最近の「オールド・メディア」。

    朝日新聞社

    新規事業立ち上げを行うメディアラボ及び本体でもともと精力的にスタートアップ投資を行っており、2015年からはアクセラレータープログラム「Asahi Shimbun Accelerator Program」も開始。(このブログの管理人もメンターとして参加しておりますので参加希望の方、どしどしご応募ください。)

    • 2015/02/27 App Apeを提供するFULLERに出資

    日経新聞

    電子版読者が43万人おりIT化も進む日経新聞。英有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を買収し、読者数で世界最大の経済メディアとなった。日本でもウォンテッドリーに投資を行った。

    • 2015/06/10 ウォンテッドリーに出資(1億円)

    日経BP

    日経メディカルOnline会員向けの新しいサービスを共同開発を視野に入れた資本業務提携をメドレーと行った

    • 2015/12/25 医療介護分野メディア運営のメドレーに出資

    フジテレビ

    2013年2月にフジ・スタートアップ・ベンチャーズ「フジ・スタートアップ・ファンド1号投資事業有限任組合」は15億円規模。

    • 2014/06 「Rinkak」を運営するカブクへ出資

    http://www.fujistartup.co.jp/

    朝日放送

    関西有力放送局の朝日放送(ABC)が100%子会社となる「ABCドリームベンチャーズ」を7月10日に設立。総額12億円のファンド。

    • 2015/12/07 アメリカのベンチャー企業、「Results On Air社」への出資について
    • 2015/11/30 シェアリングエコノミー駐車場予約サービス「akippa社」への出資について

    http://adventures.co.jp/

     

    通信キャリア

    KDDI(シード〜アーリー)

    シード向け「KDDIムゲンラボ」を提供、KDDI Open Innovation Fundも持つ。以前より投資色が薄くなった印象。

    • 2015/11/26 「スマホ学習塾アオイゼミ(以下、アオイゼミ)」を運営する葵へ出資

    docomo(シード〜レイター)

    ドコモは「ドコモ・ベンチャーズ」「ドコモ・イノベーション・ビレッジ」「39Works」の3つがありましてちょっと複雑なんですが、メインの投資部門についてはドコモ・ベンチャーズがアーリー~ミドルを担当。「ドコモ・イノベーション・ビレッジ」はシードアクセラレーター、「39Works」はスタートアップと共同事業を創っていくイメージです。
    ドコモ・ベンチャーズはファンド運用規模も最大規模です。

    • 2015/07/30 Influitive Corporationへ出資
    • 2015/07/24 マルチクラウド管理ツールを提供するCliqr Technologies, Inc.へ出資(カリフォルニア、CEO:Gaurav Manglik)
    • 2015/03/17 第三者配信・DMP・タグマネジメントなどの各種アドテクノロジーを自社企画・自社開発で事業化するFringe 81株式会社へ出資(東京、代表取締役社長:田中 弦)
    • 2015/03/03 地域情報を安価かつ簡単に掲載することが可能なクラシファイド広告 ジモティーへ出資(東京、代表取締役:加藤貴博)
    • 2015/02/12 サブギガバンドを用いたM2M向けのLow-Power Wide-Area (以下LPWA) 事業社であるSIGFOXへ出資(本社:フランス、CEO:Ludovic Le Moan)
    • 2015/01/19 クラウド型学習システム すららネット へ出資(既存株主からの譲渡を合わせて、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが約4.8%の株式を取得)
    • 2015/01/13 太陽光発電ソリューションの開発を手掛がけるSunpartner Technologiesへ出資(フランス、CEO:Ludovic Deblois、7/3には追加出資)

    Softbank,というか孫正義氏(レイター)

    通信キャリアというよりは孫正義氏のベンチャー投資手腕は日本一、いや、世界でもトップクラスでしょう。日本のみならず中国、インド、そしてアメリカの輝けるスタートアップにバンバン投資して利益を出しています。伝説が多すぎてもうよくわかりません。一応、日本の出資先で目に付いたものだけ。。。

    • 2015/04/09 Origamiに出資

    その他

    カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC) & IMJ(アーリー 〜 ミドル)

    TSUTAYAを運営するCCCグループが2014年秋に立ち上げた「T-SITE」がメインのようである。スタートアップ支援プログラム「T-Venture Program」、子会社IMJインベストメントパートナーズもある。(シリコンバレーVCのFenoxとファンドを立ち上げたりもしていた)

    • 2015/07/23 「GREEN FUNDING」の運営元である㈱ワンモアに出資
    • 2015/06/11 ブランド品オークション「スマオク」のザワットに出資

    https://www.tmediahd.co.jp/tvp/
     

    寺田倉庫

    起業を志す若者からビジネスアイデアを募り、実際に事業化に向けて支援も行うビジネスコンテスト「TERRA-Biz」を開催するなど2015年活発な動きを見せた寺田倉庫さん。預けたものをWEB上で管理できる業界初のクラウド収納サービス「minikura(ミニクラ)」を運営するなど、IT化も進む寺田倉庫。というのも、あのデータセンターのビットアイルも系列なのです。(その昔サーバー60台くらいお世話になりました。)ビットアイルも元々は寺田倉庫の遊休地活用の一手から生まれたとのことで、場所を有効活用するサービスが相性がいいですね。

    • 2015/11/06 法人向け文書電子化サービスを手掛ける株式会社誠勝に出資
    • 2015/04/15 ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークロゼット)」運営のノイエジークに出資

    http://www.terrada.co.jp/terra-biz/
     
     

    日本生命(アーリー)

    保険って金融系だよねと途中で思ったけど調べちゃったので一応入れときます。日本生命の投資子会社「ニッセイ・キャピタル」。アーリーステージへの1億円程度の投資が多いです。

    • 2015/11/02 (株)ホットスタートアップに投資
    • 2015/10/23 (株)FLOSFIAに投資
    • 2015/10/20 株式会社バンク・オブ・イノベーションに投資
    • 2015/09/11 ㈱アクアセラピューティクスに投資
    • 2015/09/02 ㈱ミニマル・テクノロジーズに投資
    • 2015/07/01 FlyData Inc/に投資
    • 2015/05/15 ㈱ライフスタイルデザインに投資
    • 2015/04/28 ㈱CLIPに投資
    • 2015/04/24 トリプル・ダブリュー・ジャパン㈱に投資
    • 2015/03/24 ㈱メガカリオンに投資

     

    まとめ

    今回はCVCについてまとめてみました。VCからの調達とは少し違う視点で検討して是非皆さんの資金調達に役立てていただければ幸いです。
    事業会社は基本的にはアーリー以降の調達になりますので、もしまだ未調達のスタートアップの方は過去記事「起業したてのシードスタートアップに投資する日本のVC(シードアクセラレーター/インキュベーター)さんをまとめました」を先にご覧下さい。
    まだ調達も考えていない、事業のアイデアをブラッシュアップしたい方は「Reality Program」をどうぞ。

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