ユーザーの動きをビジュアルで見てサイトの改善に活かしたい!な時に利用できるヒートマップASPのまとめと比較。

今日はちょっといつもとノリの違う、少し現場寄りな記事で。
スタートアップでプロダクトを作った後、プロダクトの改善にはページ単位の改善を行っていくわけですが、問題のあるページの分析を行うためにはGoogle Analyticsがまず使われると思いますが、他にもたくさんのツールがあります。

完全に数字で定量的に見ていく数値分析と比較してかなり定性的に問題点を探っていくのに便利なツールが、ヒートマップというページのクリックや閲覧位置を天気の降水マップのように表示してくれるツールです。

今回は、ヒートマップを利用できるASPについてまとめてみます。

heatmap

heatmap_-_Real-time_analytics_for_your_website
そのまんま!な名前で海外製ツールだけど、新興ですごく使われてるっぽい。WordPressのプラグインなんかもちゃんと用意していて素晴らしいなと。(実際には多くのツールはjavascriptコードを入れるだけなんですが、wordpressを使っている人にはそれすらできない人も多いので、ターゲットのことがよくわかってるなと。)このツールは1サイト5ページまで無料でヒートマップ分析可能で、アクセス数の制限は100万PVまで無料。無料プランはずっと継続できる。導入すると、こんな感じでページごとに計測を設定できる。(Recordというボタンをクリックしないとページの計測が始まらないので注意。)
TURN_YOUR_IDEAS_INTO_REALITY_

 

Ptengine

スマホからPCまで解析できるヒートマップ解析ツール|Ptengine
アクセス解析が全体的に行えます。無料プランで分析できるのは月間25000PVまで、ヒートマップが見れるのは1ページまで。
Ptengine___Page_Scene

 

SiTest

クリック解析_-_SiTest
5000PVまで利用でき、ヒートマップも無制限に見られる!・・・はずなんですが、このサイトだとCSSが反映出来なくてちゃんと画面が見れません(印刷用のcssを見てしまっている?)。本当はすごく使いやすそうなのに、残念。

 

CrazyEgg

Crazy_Egg_-_Visualize_where_your_visitors_click
海外製だが、かなり有名なので使ってみたい。30日のトライアル期間がある。

 

[無料版なし]ClickTale クリックテール

ヒートマップアクセス解析ツールのクリックテール_clicktale_:マウスの録画、4つのヒートマップ、フォーム解析機能でユーザーの心まで可視化する。
大手企業への導入がメインで、フリープラン/テスト版は無いため未検証。

 

[無料版なし]HEATCLICK

HEATCLICK(ヒートクリック)|ヒートマップ分析ツールやアクセスグラフで、サイトのクリック解析。
こちらも無料プラン無いため未検証。

 

[無料版非対応]Clicky

Heatmapはフリープランでは非対応。残念。

 

おまけ:ヒートマップを自作する

この辺を参考に。
http://qiita.com/ariarijp/items/dc548c6799ceeb8a019b

 

おまけ2:Hotjar

Hotjar_–_Heatmaps__Visitor_Recordings__Conversion_Funnels__Form_Analytics__Feedback_Polls_and_Proactive_Chat_in_One_Platform
まだ非公開のプロダクトなんだけど、いろんな分析ツールがあってデザインも良さそうなのでちょっと気になってます。順番待ち中。

 

おまけ3:APPSUMO

6246e09cc72b5dec0c3d8f5570fb2a6a
APPSUMOはグロースハックっぷりがいろいろハックしすぎてヤバイ。ヤバイので別の機会にまとめる。

まとめ

無料で使うには1番目に紹介したheatmapが一番良さそうかなと。
あと、余談ですがツール系のサービスは完全に大手企業にフォーカスしている場合は営業するのでフリープラン無い会社も多いのかなと思うのですが、やはりフリープランは最低限無いと導入出来ないと思うんですよ。たとえば僕もクライアントさんに提案しにくいですし。フリープランとか最低限トライアル期間は設定してくれたほうが導入率上がるんじゃないかと。
逆に、スタートアップが参入する場合はフリープランとかトライアル期間を設定していかに多くの人に使ってもらうかということを検証するのは当たり前のことなのかなと。フリープランやトライアルをあえて設定していないのは「競合に参考にされちゃう」みたいなこともあるんだと思いますが、そんなこと言ってるヒマがあったら周りが追従できないほどプロダクトを改善しまくるほうがいいでしょうね。

(データが溜まったらこの記事はまたアップデートします。)

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