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スタートアップはプロダクトローンチ前にオウンドメディアをやるべき、当たり前のことを当たり前にやるべき!:1億円をエンジェル投資家からという異例の調達をした株式会社ZUU 代表取締役 冨田氏インタビュー【後編】


金融×ITで世界を穫る、株式会社ZUUの代表取締役冨田氏インタビューの後編です。金融・エグゼクティブ層向けびビジネスをしていることもあり普段はそれはもうパリッとした喋り方をしている冨田氏ですが、筆者とは大学時代の同期なのでインタビューでは大学時代と変わらない口調で喋って頂きましたので、(雰囲気が伝わると思ったので。)そのままの口調で掲載します。では、後編をどうぞ!

ー さて、コンテンツメディアを作るっていう視点の話なんだけど、どういう経緯でやってたの?

オウンドメディアをやることにはたくさん良い事があって、オウンドメディアをやるってことは無料の広告媒体を持てるってこと。全体の広告費がめちゃくちゃ安くなります、と。実際にウチはリスティング出した事ないし。

もう一つ、何よりも良いのは、名刺代わりになること。金融業界で色んなところにいって、「ああ、ZUUさんね」とアポがすごく入ったりする。要は、ターゲットにしたいところに舵を切った媒体があるってことがスゴく良いところで。まだウチは会社設立から1年と4ヶ月くらいだけれども業界内でそこそこ知名度があるのは、そういうところなのかなと思ってる。誰よりも早く動けているのはそういうところかと思ってる。

でもこの話って当たり前の話なわけなんで、でもみんな当たり前のことをやってない。なんでやらないのかっていうと、緊急と重要のマトリクスでいうとオウンドメディアって重要だけど非緊急な領域なのね。だからみんなやりにくい。コツは結局、自社内のリソースをどう割かないで出来るかってことだと思っていて、だからクラウドソーシングの話とかが出てくるんだけど、ウチは自社内でやらなくていいことは全てアウトソーシングしてる。比較的単純作業というのはほぼ社内ではやらなくて、記事のアップとかもアウトソーシングしてる。

一方でインターン生もフル活用してるつもりだし。学生でも頑張れるところとかも振っちゃう。1つのメディアの戦略ちょっと考えてよみたいなレベルでふっちゃう。で、リサーチをガンガンしてくると、中に重要な情報がいっぱいあったりして、じゃあコレとコレ一緒にやってみようかみたいな話になって、するとインターン生がどんどん力をつけていって。

だから、ウチのインターン生はメリルリンチとかマッキンゼーとかシティの投資銀行とか野村のグローバル採用とかそういうとこに内定していてさらに修行しにくるみたいなレベルの子が来る。ウチから起業した子も過去5人いたかな。そういう子が力をつけて卒業していくっていうのは、どんどん重要な部分を預けて行くというのがベースにあるから。

企画は中でやるけどあとはアウトソーシングしちゃうっていう生産性をとことん考えてる。メディアはほとんどアウトソーシングすれば出来ちゃう。逆にオウンドメディア作って、っていう依頼も結講多い。だって、今の世の中のオウンドメディアってただの記事の量産とかってめちゃくちゃ多いじゃん、SEO対策とかで。全然中身のないコンテンツだってりするでしょ。

ー ZUUのコンテンツってクオリティーが高いじゃないですか、でもそれってスゴく難しくて。今は当然ライターの質が上がってると思うんだけど、最初はどうやってライターを探してたの?

知り合いとか、クラウドソーシングとかで募集したり、自社のメディアで募集したり。でもそこはやっぱり時間が必要で。右肩上がりでストック型でライターさんの数って増えて行く。相性良い・悪いもあり難しい部分も多くて、クオリティーもだんだん上がってくる。だから初期よりもライターさん全体のクオリティーもめちゃくちゃ上がってる。そこはだんだんブラッシュアップされていくのね。最初は今から考えるとヒドいコンテンツもあったと思う。

ー たまに冨田も書いてるよね?あれはたまに書こうと思った時に書く感じなの?

というかいろんなメディアに寄稿することになることがよくあって、日経マネーとかエコノミストとかHuffingtonPostとかいろいろしてるので、そういう寄稿があった時についでに、とか。新聞とか含め7誌くらい書いてるんで。

ー そんなに書いてるの?冨田は営業しかしてないのかと思ってたけど結講書いてるね(笑)

いや、俺結講書いてるよ。書くの得意になってきた(笑)もともと話すのは得意だったんだけど、書くのも得意になってきた。文章としてはいいかどうかはしらないけど、中身はある。編集されたら結講良い文章になる(笑)

ー なるほど。話戻るけどライター獲得のところは時間がかかると。

うん、そこは右肩上がりになると思う。最初は少し苦労しながら集めなきゃいけないと思うけど、そこを頑張ればあとはコンテンツが勝手にあがっていくんで。でも、質が重要な時に何が重要かっていうと、ちゃんと中で企画出来るかって言うのが重要だと思っていて。企画だけは絶対に外部にアウトソーシングしてはいけない。企画とか切り口が一番面白いので。どんなに興味ないことをどんなに面白そうに書かれても面白くなくて、興味があることをそこそこ書いてもらえるから記事自体のクオリティーが超高くなくても面白いわけよ。やっぱり企画をどれだけトレンドを追っていてできるかっていうのが重要だと思ってる。だからウチのメンバー手分けして大手メディアとか雑誌とか見て情報収集してるし、コンテンツいいから行こう!とかね。株主優待の特集しようか、とかね。

ー 冨田も企画に入るの?

いや、俺はもう今は基本報告受けるだけで。付け加えるならどうこう、とかバックグラウンドを教えてあげたりとか。メディアはほぼ手から離れていて、新しいプロダクトとか全体のマネジメントとか大手アライアンスとか、そういうところ。今後は採用だね。

ー 冨田のスピードに合うためには人材がたくさん必要だと思うんだけど、どんなタイプの人材が必要なの?

結局、自分で考えて行動出来る層で、勝手にPDCAを回して行く層だね。俺らは全員経営者戦略って言ってるんだけど、多分、下手な人を1人増やすより採用しない方が全体スピードとしては早いと思っていて。迷ったら穫らないんだけど、そこそこの人を1人穫ると、そこそこの人だからそこそこのマネジメントしなきゃいけなくなってしまう。そのスピードダウンがものすごい。じゃあ1人でも行動出来るレベルの人を穫って自由に暴れてもらった方が結果としてものすごいスピードで成長出来るので。新卒も採用していて、新卒でも元経営者だったりGoogleの採用蹴ってきましたとかそういうレベルの子たちだったりするので。トリリンガルの子とかもいて今社内言語は3割くらい英語なんだけど。そういう風になってるのはなんでかというと、それぞれが自分で達成能力持ってたり特種能力を持ってる人だったりするから。

ー そういうハイエンドな層を採って行っていると。

そこの層だったら、別に何が出来る出来ないとかじゃなくなる。その人がいたらどこでもアサイン出来るんで。スタートアップなんて、そのフェーズ毎にやることって絶対変わるわけよ。だから、キミは営業しかしませんよ、キミは経理しかしませんよ、キミは採用だけね、とかそんなわけは絶対なくて。何でもやるよ、みたいな。開発者は別だけど。あと、それが50人を超えてくると、そういうメンバー以外も入れて行かないと全体的に回らなくなってくるとは思うんだけど。

ビジネス系に関しては常に毎月1〜2名は入り続けてる。そっちの方が結果的に効率的だね。人を増やし続けているベンチャーって結講見て来てるけど結果からするとどんどん非効率が生まれ続けてるようにしか見えない。単純作業しかないスタートアップだったらいいかもしれないんだけど。俺らは単純作業だったらアウトソースしちゃうので。

ー 自社メディアで採用してるの?

自社メディアとか、あとWantedlyも使ってるかな。でも、やっぱり人づての紹介が一番だよね。ウチのメンバーが人を連れてくるとか。安心だし。

ー そういえばRenRenのCEOジョーもSランクとかAランクの人はAランクを連れて来れるけど、B以下の人はC以下しか連れてこないって言ってたね。

そういうこと。最低でもAだね。ウチB以下いないから。

俺から言うと、当たり前のことを当たり前にやり続けているだけ。当たり前のことをやってない人が多過ぎで。当たり前のことを誰よりも早くやる、誰よりも効率的に、誰よりもスピーディーに、誰よりも効率的にやる。起業してから1日も休んだこともないし、休む気もないし別に。楽しくてやってるだけだからね。

ー 週100時間どことの騒ぎじゃない、と。

うん、こないだ郡のブログなんかバズってたけどね。100時間とか、少な!みたいな(笑)でもそれはメンバーには共有してないし、メンバーにも休むやつはいるし、それは自由にしてくれって感じだね。でもメンバーによっては死ぬほどやってるやつもいるし、俺と同じくらいやってるやつもいるし。それは本人の自由だよ、スタートアップなんで。

ー アウトプットを出すかどうか次第だけど、結局アウトプット出す人の中で長くやってるやつはヤバいよね。

俺らは週1進捗会議じゃなくて半週進捗会議をやってる。その時にアウトプット出せなかった時に本人がどう感じるか。「やべえ、すすんでねぇ」って感じられるかどうか。

半週ごとにPDCAが回る仕組みを作っていて、その中で3日間の気付き、インサイトを全部シートに書くんだけどそれが少ない人ってのはPDCAが回ってないし、それが多い人はPDCAがめっちゃ回ってるって話になる。もちろんただ量を多く書いてるだけだっていうのはすぐわかっちゃうし。結果として自分自身が成長したと思えばもっともっとやる気になるし。

結果もすごくわかりやすく出てKPIが明確になっているので、そのKPIもスタートアップなんて毎月変わるわけよ。先月とやることも変わったりして。毎月KPIはどれをどこまで達成するかっていうのは決めてるので、だからそのPDCAがちゃんと回る。そこが徹底させられないと放置になるので。自由と放置の差はそこにあると思っていて。そこを設定しないと放置だよね。だからこそそこを自由と思ってもらえるためにはSかAの人じゃないとダメなんだよね。

だから10人会って1人採用するかどうかって感じだね。

ー なるほど。いろいろ具体的なノウハウを流出して頂いて(笑)ありがとうございました!

まだ前編を読んでない方は前編もぜひどうぞ!
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