ハーフコミットメンバー中心のスタートアップが時間確保するたった1つの方法

timemanagement

最初に結論から。


結論から先に書くと、ハーフコミットのメンバーに参加してもらう場合には、朝3時間を必ずプロジェクトに使う時間として確保してもらいましょう!という話です。
 

最初からフルコミットでスタートするか、最初はハーフコミットでスタートするか

起業/スタートアップする際に、「サラリーマンなんてやめて起業するんや!えい!辞表出しまーす!」ってな感じで会社員を辞めたり、100%フルコミットでスタートする場合もあると思います。
 
もちろんベンチャーキャピタル(特にシードアクセラレータ、インキュベーター)からの出資を受けてフルコミットでスタートすることもアリだと思います。しかしながら、ベンチャーキャピタルさんもプロダクトが無い状態での投資はあったとしても数百万円です。(たまに数億とか出てる例もありますが、特異値ですね。)その金額だと20代後半以上のメンバーがフルコミットするには少なすぎますし、そもそも投資してもらえない可能性の方が高いです。(VCも選定して投資しますので。)
 
一方で最近はサーバーなどの固定費が低く抑えられるようになってきて、低コストでスタート出来るようになってきていることもあって、「サラリーマンをやりながら、最初は週末起業/副業的に余った時間でやってみよう」となる場合も多いと思います。生活費は会社員として稼ぎながら、夜とか土日は起業家として動くわけですね。
 
複数人で立ち上げる場合は、良いメンバーに参加してもらおうとすると、現在は会社員として良い給与も補償されているわけで、なかなか最初からフルコミットしてもらうのは難しかったりもします。
 
フルコミットしたとしてもメインプロダクトの売上が立たず、受託開発やコンサルティングをすることを考えると、サラリーマンをしながら副業的にスタートアップを始めることは本質的にはあまり変わらない、それどころか給与が保証されている分やりやすいのかもしれないな、と思ったりもします。(僕は受託もやっているので特にそう思います。)
 

ハーフコミットでスタートする時に問題なのは、時間の確保

ハーフコミットでスタートアップするときの一番の問題は、メンバーの時間の確保の問題です。それぞれが所属する会社での仕事の状況によっても異なりますが、なかなかコンスタントに時間を確保してもらうことが難しいです。
 

そもそも、物理的にどの程度の時間の確保が可能なのか?


睡眠時間6時間、仕事8時間、移動2時間、食事2時間、とすると自由な時間は1日に6時間あるということになります。もちろんプライベートもこの6時間に入ってきますので、この6時間のうちどのくらいを使ってもらえるかどうかがカギになります。
 
1時間の休憩を挟む10時〜19時が定時で仕事とすると9時〜10時、19時〜20時が移動時間です。
そうすると、その前後4時間ずつ、つまり5時〜9時、および20時〜24時が狙い目ということになります。
 

時間の確保で最も効果を発揮するのは、「朝の3時間」。

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朝はクリエイティブなことをするのにも向いていると思いますし、何より朝6時から電話をかけてくる人はいません。自分たちのプロジェクトに集中する事が出来ます。また、所属する会社の残業などでその時間が削られることもありません。
 
朝6時〜9時の3時間を毎日確保してもらえば平日だけで週15時間の確保が可能ですし、土日も朝さえ時間を確保してもらえれば、土日を全て潰してもらわなくても週20時間以上、月間80時間が確保出来るのです。
 

「朝スタートアップ」しよう。

 
時間を確保することに慣れていない、自分の時間を切り分けて最適化することに慣れていない場合、時間の取り方をサポートしてあげる必要もあると思います。ハーフコミットのメンバーに参加してもらう場合には、朝3時間を必ずプロジェクトに使う時間として確保してもらうように、コミット時間を決めるタイミングで約束してもらえるように交渉してみてはいかがでしょうか。

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